硬質アルマイトの使用いただくにあたっては、JIS規格(H-8603)を参考にされては如何でしょうか?
- 硬質アルマイトを何の目的で使用するのでしょうか?
例、硬さ、耐摩耗性、耐食性、絶縁耐力、電気抵抗、色調等の単独または複合の使用目的があると思われます。 - その性能のどのレベルを要求するのですか?
例、硬さにについてA5052材で380~400HV - 材料はなんですか? 合金種は何ですか?
例、展伸材で、A5052,A6061,鋳物材:AC4C,AC7A - 異種金属が鋳込み、溶接、接合されておりませんか?
例、ステンレスの鋳込み、接合、又ヘリサートが入っておりませんか? - 色調の制限がありますか?
例、合金種、皮膜厚さ、前処理等により色調が変化しますので、基準色を中心に良品の上限・下限、不具合品の上限・下限等を決め、それぞれの色調、色差を決めておいた方が後日の憂いにならないと思われます。 - 寸法精度に制限はありますか?
皮膜厚さでなく、寸法での要求がありますか? よく使用されるH7,h7公差においても、マスキング対応と処理技術対応がございます。処理技術での対応には以下の項目が必要となります。材料、製造方法、平面、丸棒、穴等の面粗さ、形により異なりますので事前にご相談頂ければ幸いです。 - 面粗さに制限はありますか?
例、硬質皮膜後の面粗さを要求されるときは加工の面粗さの形と粗さが問題となりますので、事前に打ち合わせが必要となります。
硬質アルマイトでお困りの方はご一報いただければご相談に乗れる体制が整っております。